キレイのために知っておきたい、お肌の真実
お肌を美しくするための化粧品なのに・・・。何を使っても特に効果が感じられない。その原因を知っていますか?
ここでは、化粧品でどこをどうケアしたら美しいお肌になれるのかを、お肌の真実に沿ってお伝えします!
う・・・うるおい
な・・・なめらか
は・・・はり
だ・・・だんりょく
け・・・けっしょく
つ・・・つや
そもそも美肌とはどういう状態かご存知でしょうか?
美肌の状態は「う・な・は・だ・け・つ」というキレイな肌の条件が全て手に入ると、美肌といわれています。
●うるおい・・・水分や油分がしっかりとある状態
●なめらか・・・肌の角質やキメが整ってる状態
●は り ・・・表皮や真皮の栄養がしっかりとある状態
●弾 力 ・・・真皮のコラーゲン繊維などが元気な状態
● 血 色 ・・・血流が良いから良い栄養が受け取れ、健康的な顔色になります。
● つ や ・・・水分やキメが整う事で健康的な艶やかな肌に。
この6点が揃う事によって美肌が整うのです。
では、この「うなはだけつ」を手に入れるためにはどの様にしたら良いかは、日々のスキンケアが大切になります。
美しい肌に関わる部分は表皮と真皮の2層です。
その厚みはわずか0.4~1.5mm。この薄さゆえに、お肌は優しく丁寧に扱わないと、シワや肌荒れなどのトラブルの原因となります。
美肌になるためには、基底層~角質層で構成される「表皮」と、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸から構成される「真皮」の状態が良いことで美肌となります。
表皮は主に基礎化粧品によってケアをする事やスキンケアの方法で美肌へ導かれます。
また、真皮は主に食事生活によってつくられていきます。
真皮には毛細血管が通っていますので、サプリメントを摂取する事により栄養が行き届きやすくなります。その良質な栄養素はコラーゲン等の生成にも大きく関わっていきます。
栄養の事については、「栄養面から健康と美へ」をご参考ください。
表皮の役割
表皮だけの厚さはわずか0.2~0.3mm程度。とても薄い繊細な表皮について説明します。
①生まれる
一番奥底にある『基底層(きていそう)』で新しい肌細胞が「美肌のもと(NMF:天然保湿因子)」、「うるおいのもと(細胞間脂質:セラミド)」をもって生まれます。
②育む
細胞は、『有棘層(ゆうきょくそう)』『顆粒層(かりゅうそう)』『角質層(かくしつそう)』まで押し上げられながら成長します。
③満たす
育まれた「美肌のもと」「うるおいのもと」を角質層に押し流します。
④角質層は死んだ細胞がレンガ状に重なり厚みは0.02~0.03mm。
わずかティッシュ1枚の1/2の厚さ。
レンガ状に重なった角質は、セラミドを主成分とする細胞間脂質によってしっかりとつなぎ合わされます。
外からの異物の侵入を防ぎ、肌内部のうるおいを逃さないという『バリア機能』を備えています。
⑤ターンオーバー
肌の細胞が基底層で生まれてから、角質層で垢となり剥がれ落ちるまでのサイクルを『ターンオーバー』と呼びます。
表皮の一番下にある、新しい肌細胞を生み出す基底細胞が元気で、そしてターンオーバーが正常に繰り返されていること。さらに肌のバリア機能が働くために角質層が整っていることが美肌作りでは重要となります。
皮脂と汗が混ざり合い、肌を包む皮脂膜がお肌の保湿と保護をする天然のクリームとなります。それによってうるおいがあり、なめらかで、ハリに満ちた、つやのある美しい肌となるのです。
真皮の役割
「表皮」を下から支えている「真皮」。
網目状にはりめぐるコラーゲン繊維(コラーゲン)とそれをつなぎ合わせる弾性力のあるエラスチンが、皮膚の弾力を保つために皮膚内でクッションの役割を果たしサポートしています。
そして、これらの隙間には水分が十分に含まれたヒアルロン酸などが含まれ、肌の内側の水分を保つ役割を果たすだけでなく、肌全体のうるおいと柔軟性をもたらしています。
肌は紫外線や老化のダメージによって、表皮を支える真皮の力が弱くなってしまいます。
そうして、肌全体の弾力やハリが失われ、ほうれい線・深いシワ・たるみなどが引き起こされるのです。
だからこそ、良質な栄養素を摂取し、表皮を支えれる健康的な真皮をはぐくむ必要があります。